爆笑問題カーボーイショートショートショート(テーマ:家族)没作【モテ期】

 冴えないルックス。チビでデブ。運動もダメ。俺は子供の頃からずっと、モテたことがなかった。それでも、モテたいという願望を叶えるため、勉強だけは頑張っていた。そのおかげで、一流と呼ばれる大学に合格した。ただ、それだけではモテなかった。そのため、俺は入学後も、必死で勉強を頑張った。 

 大学入学から六年後、俺は大学院を卒業し、無事、一流企業へと就職した。その後も俺は、モテるためだけにひたすら仕事を頑張った。  

 ついに俺にも、モテ期がやってきた。若くて美人のミユキという女性が、結婚して欲しいと言い寄ってきたのだ。今まで努力してきた甲斐があったな。ミユキのためにも、盛大に結婚式を開いてやるか。  

 結婚式に呼ばれたミユキの友人達は、影でこそこそとミユキの陰口を言っていた。 

「ミユキもよくやるわよね」

「ええ。まさかあんなおじいさんと結婚するだなんて。どうせ金目当てでしょ」