外周なんてやりたくない(東京新聞300文字小説没作)
中学時代、テニス部に入っていた僕。コートの数が限られているため、テニスの練習が出来るのはレギュラーのメンバーだけ。補欠にすら入れなかった僕は、いつも外周ばかり走らされていた。
高校生になった僕は、もう外周をやらされるのはこりごりだったので、パソコン部に入ることにした。
「初めまして。パソコン部顧問の鈴木です。えーそれではパソコン部のレギュラーメンバーはパソコンでプログラミングの練習をしてください。他のメンバーと新入生ですが、余ってるパソコンがないので、しばらくは毎日外周を走ってもらいます」
僕はパソコン部に入ったことを後悔した。
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