読書感想文(東京新聞300文字小説没作)

 9月1日。夏休みの最終日。僕は朝から夏休みの宿題と格闘していた。そして夜の9時頃、やっとすべての宿題を終えることができた。読書感想文を除いて……。

 どうしよう。今から本を読んでたら絶対間に合わないよ。あっ、そうだあの小説ならすぐに読み終わるぞ。

 そして9月2日。

「みなさん、宿題の読書感想文はちゃんとやってきましたかー」

「はーい」

「じゃあ今日は2日だから、出席番号2番の伊藤君に代表して読んでもらいましょう」

「はい」

 良かった。昨日新聞に載ってたあの小説があって本当助かったよ。

「読書感想文を読んで。5年2組伊藤たかし。僕は読書感想文という300文字小説を読んで……」